· 

10/31 ピアノスイッチが入った?(中学生のピアノ)

Happy Halloween !

ノア音楽教室の大岡史恵です。

 

 

今日のブログ記事は、

とある中学生のことを書こうと思います。

 

 

部活に、勉強に、遊びに、のんびりに・・・

 

と何かと忙しくなる中高生時代。

 

 

小学生の頃よりも、物理的にも心の内も

忙しいのは確かなので

 

中学生以上には、あまり「練習しようね」とは言いません

 

(小学生にも、「しなさい!」系は言わないですが、

今のうちにやっておくといいのは確かなので

声掛けしたり、レッスンノートを通じて練習を促したり、

練習しやすくなるにはどうしたらいいか考えたり、

してはいます)。

 

 

ペースはゆっくりになっても

 

継続していくうちに、その子なりの「好きな曲」の方向が見えてきたり

その子なりの音楽表現ができるようになってきたり

 

また、人として育ってくることで

タイムマネジメントがうまくなってきたり

 

いろいろな能力が育ってもきますので、

 

やろうと思えば効率よく弾けるようになったり

 

「その人なりのピアノとの付き合い方」できてきたりもするのです。

 

 

まぁそうはいっても、ピアノの先生としては、

 

「今日のレッスンがきっかけで、次のレッスンまでの間に練習はりきっちゃったりして」

 

なんて淡い期待もどこかに隠し持ちながら

毎週生徒さんとふんわりと接しているわけですが(笑)、

 

 

たまに、だれかにそんなときが訪れたりするのが、

中高生とレッスンしていて面白いところです。

 

 

前置きが長くなりましたが、

 

そんなことが、とある中学生に今、起こっております。^^

 

 

合唱コンクールの伴奏者に立候補したい気持ちもあるけれど

教室の発表会と時期が被るからなぁ・・・

と手を引いてしまったそうですが、

 

発表会も終わり、ふとピアノ伴奏パートを弾いてみたら

「あれ、弾けるかも?!」

と思ったのではないでしょうか、

 

何ページもあるのに、日々コツコツと練習を重ねて自力で譜読みを終え、

 

翌週のレッスンでも聴かせてもらったら

さらに滑らかに弾けるようになっていました。

 

 

また、気に入って選んだ発表会で弾いた曲の同じ曲集から、

「せっかくだからほかの曲も弾いてみない?

コレとかコレはそれほど苦労しないで弾けるよ」

とプレゼンした曲たちも

 

あわせて練習がよくできていて

 

お母さまもレッスンノートに

「最近の〇〇は本当にピアノをよく弾いています」

と驚きのコメントをしてくださったほど。

 

 

ふふふ。

スイッチが入ったのですね。

 

 

これがずっと続くかどうかは、期待してはいけません(笑)。

 

 

忙しくなった、このあとの曲は難しく感じた、など

またのんびりペースになる可能性は充分にあります。

 

 

でも、こんな時間を過ごした人ならまたきっと、

こういうときがくるのではないかな、と思っています。

 

 

だって、

弾けるようになって嬉しい、楽しい

を知ってしまったのですから。