
こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
合唱の伴奏のオーディションにチャレンジする!
と楽譜を持ってきた生徒さんが3人。
今までは手を挙げなかった子たちなので
少し意外でしたが、
やってみたい積極性は嬉しく、
最大限応援したい気持ちでいます。
伴奏って楽しいくやりがいがあるし、
耳が開いていくことにつながるとも思うし
伴奏を引き受けて練習しているとピアノが上手になるので、
むしろおススメしたい、とも思っています。
ただ・・・。
学校によって、先生によって、そのときによって、
楽譜が配られる時期も
オーディションまでの期限も
その曲の難易度も
実に様々で、
がんばりが結果につながらないこともあります。
なので、
少し厳しい話をした上で「それでもチャレンジする?」
と生徒さんに聞くこともよくあります。
最近力がついてきたな、と感じていた生徒さんでしたが、
曲が配られてからオーディションまでの日程がとても短かったこともあり
(その他、曲はどれくらい難しそうか(楽譜をおうちにおいてきてしまっていたので)、
ほかに何人くらい手を挙げたか、など生徒さんに聞き取りもして)
厳しい可能性も捨てきれない、とお話したケースもありました。
結局その子は、「やっぱりやめました」と。
がんばれば通る可能性がないわけでもないのだけど、
そう言わせてしまったかな・・・
と複雑な心境です。
一方、普段のピアノ練習はのんびりタイプの生徒さんのケースは、
この子にとってはだいぶ難しい曲ではあるものの
オーディションまでの期間が長いので
期日と相手のあることだからがんばりに結果がついてこない場合もある
という話はやはりした上で、
「それでもやる!」とのことでしたので
計画立てて進められるように算段してあげて
がんばっているさなかです。
のんびり返上してくれたらいいなぁ。
夏休み前に楽譜が配られた6年生は、
普段からコツコツ練習をしているタイプ。
9月にオーディションとのことでしたが、
今のところまだ行われておらず、
曲もそう難しくないので、
余裕を持って弾けています。
とはいえ、オーディションは相手のあることですし
(曲が易しいということは、みんなも弾けているということですし)、
先生方のお考えもあったりするでしょうし、
結果はわたしにもわかりません。
でも。
どの生徒さんも、
どんな結果になろうとも
目標を持ってピアノを練習したことは、
ピアノの上達だけでなく
生きる力にもつながることでしょう。
がんばれば弾けるようになること、
プレッシャーを感じながらも、本番は一回きりなこと、
そして、
がんばったからといって、結果が必ずしもついてくるとは限らないこと。
人生の縮図…なのかもしれませんね。