
こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
月末5週目につき、今日までレッスンお休みいただいております
(5週目は、年間レッスン回数の調整のためにお休みすることが多いです)。
そんなこともあり、今日のブログ記事はレッスンとは直接関係ないことになりそうです。
1月の半ば頃だったか、ある小さなギャラリーにお邪魔しました。
ギャラリー内は、作家さんのワールドで満ち満ちていて・・・。
小さな焼き物のお人形(ピアノを弾いているもの、聖歌を歌っているもの、など)や
お花の絵、カトラリーの絵、
ゆらゆら揺れる、お花や動物たちのモビール、
そしてその影たち
・・・。
「ヨーロッパの子ども部屋みたい」
との言葉は、作家さんご本人のお言葉だったかな(どなたのお言葉かは、ちょっと不確か)。
まさに、そんな感じ。
子どもの頃にこんな世界を体験したような・・・何か懐かしい、居心地の良い感じが、わたしはしました。
後から思うに、あれは、子ども時代に読み漁ったファンタジー小説の中の
どこかで出てきた世界のようだったかも、と
(小学校では、読みたい本がなくなりそうなほど、学校や地域の図書館の本を読みつくしました
本ならなんでも読んだけれど、伝記はあまりすきじゃなかったです)。
・・・と、ここまではピアノを教えていることと関係なさそうですが。
この世界に浸りながら、「子どもの生徒さんたちにもこの世界、見せてあげたいなあ」とわたしは思ったのです。
「〇〇ちゃんは、どんな反応かなぁ」とか
「まぁあまり反応の見えない子もいるかもなぁ」とか
「やっぱりこういう世界観は、子どもよりも大人の方がグッとくるのかなぁ」とか
いろいろ思いはしたのですが、
要は、これを見るというよりも
ここに佇むような、ただただ見る・浸るような時間を
今に生きる子どもたちは持てているだろうか
持ってほしいな
と思ったのでした。
現代は、大人も子どもも、みんなが忙しい。
ぼんやりする時間は無駄のように思ってしまいがちだけれど
そういう時間も本当は必要かもなぁと。
ピアノを弾く(ことに限らないけれど)って、
音で表現するということ。
もちろんそのためには、
指を動かせて楽譜を読めて・・・といったテクニック的なことも必要ですが、
最終的にはというか根本的にはというか、
何かを感じる心があって それを音で表現すること、
その喜びを感じられたら、幸せだなぁと思うのです。
なので
子どもたちには、いろいろなものを観て・感じる心をたくさん持ってほしいなぁと思っています。
レッスン室に名画の絵葉書をさりげなく置いていることも
そうした想いのひとつなんです
(➡2024.08.22..のブログ「さり気なく子どもたちの感性に」)。
ピアノのレッスンをしていながらふとしたときに
絵の話をしたり、風景の話をしたり、することがあります。
「この曲のこの部分は、どんな風に感じる?」
「湖の表面が日の光でキラキラしている感じ、わかる?」
「こう弾くのとこう弾くの、どっちがこの曲にはいいと思う?」
小さなことから、表現につなげていっています。
コメントをお書きください