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12/1 中学生とのレッスン一コマ(「晩餐会」って?!)

こんにちは。

ノア音楽教室の大岡史恵です。

 

 

今回のクリスマスコンサートのテーマは

「自分で選んだ好きな曲を弾く」。

 

思い思いに選んだ曲が勢ぞろいして、

聴いていても楽しい時間になりそうです。

 

 

さて、中学生のAちゃんが選んだのは

ディズニーの『美女と野獣』から

「ひとりぼっちの晩餐会」。

 

部活やテストもありながら

練習をしてきました。

 

もちろん今では譜読みが終わっているので

曲の「磨き」にかかっているわけですが、

 

ピアノの先生側として、

この曲をもっと素敵にするためには

なんといっても左手の軽やかさが欲しいところ。

 

 

左手を弾いてみよう、

フレーズの終わりをこんな風に・・・

 

など、技術的なアドヴァイスもさることながら、

 

「ねぇ、『晩餐会』ってどんなものだか知ってる?」

そんな声掛けをしてみました。

 

 

現代の日本に住んでいる中学生としては

そういえばなじみのない言葉ですから、

やはり、あまりよくわかっていなかったもよう。

 

 

晩餐会って、

一緒に晩御飯をただ食べる日常ではなくて、

特別なお客様を招いてごちそうを食べる会、

なんといっても社交の場で・・・

 

晩餐会を開くってことは

庶民じゃなくて、貴族とか、お城に住む人たちの世界で・・・

 

そんなお話をさせてもらいました。

 

 

着る服も、会話の様子も、着飾って、むしろ気取って・・・。

 

『美女と野獣』のお話の中では

たったひとりぼっちでの「晩餐会」なわけだけれど、

本来はそんな特別な気取ったものなのよ~

 

そんなふうに、

「おほほ」とか「~ですわよ」

って感じに弾いてみて~。

 

 

Aちゃんの音に、少しフレーズ感が出てきました。