 
    
こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
(今日の写真は、ブログの内容とは直接関係がないけれど
昨年ホール発表会をしたときのものです)
合唱コンクールの伴奏オーディションや
実際の伴奏に振り回されがちなこの時期・・・
(ピアノの先生ならいろいろなケースを見てきて
想うところあるかと思います、
「振り回される」ってこと。
ピアノの先生が、というよりも、
かわいいウチの生徒たちが、です)。
ある中学生男子が、伴奏者の「副」のポジションになったと。
クラスのとてもピアノが上手な子が伴奏者になり、
その子に当日もしものことがあった場合の「副」として
先生から依頼されたのだそうです。
曲は、つい数年前もウチの教室の中学生男子が伴奏したもの。
長いくて、譜読み、それなりに大変です。
マイペースでピアノと向き合ってきたこの生徒さんにとっては、だいぶ大変。
すごくがんばればできるとは思うけれど、
この伴奏だけに時間を費やせるわけもなく、
部活、勉強、そしてノア音楽教室のクリスマスコンサートの曲、
どれもやりながらでは、なかなかな重荷だと思います。
なんといっても、「副」というポジションなのが、
モチベーション的になんとも・・・。
彼自身も、そういう人の存在も必要だとは理解しているし、
人一倍責任感のあるタイプ、
とはいえ、やっぱり
「(伴奏を)やるかやらないかわからない、やらないかもしれない」
のに、忙しい中練習するのは酷ではあります。
とっても気持ちがわかるので、
「だよねぇ」と愚痴のような話をして気持ちも受け止めつつ、
まずは着手できるところをアドヴァイスしました。
もちろん、全部をカンペキに弾けたら間違いないけれど、
伴奏として、皆の役に立てるには…、足を引っ張らないためには…
という観点から、
今できる最低限のことから着手しよう、
それには、まずはココを弾いといて、
といった感じです。
この生徒さんと話している中で、こんなことを言っていました
「伴奏者って、たくさん練習して、時間使って、責任もあって、
すっごく大変なんだってわかった。
当日は、ホールだし、
人いっぱいいる中で弾くから緊張ハンパないし。
でも、それが当たり前みたいになってて、
合唱の主役はみんなだし、
感謝もあんまりされないんだな。
そういえば、去年伴奏してくれていた子に、
オレ、お礼を伝えなかったな~」。
他者を思い遣る視点が育っていて、すごいな、と感動しました。
いい子に育ってる・・・(泣)。
それにしても、
合唱コンクールのタイミングが
ノア音楽教室のクリスマスコンサートと被りすぎていて
試練だなぁ、
がんばれ!
がんばった分だけ、ホントに弾けるようになるのが、
合唱の伴奏でもあります。
応援しています!!


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琴子 (金曜日, 13 12月 2024 05:54)
私も伴奏を中学3年間勤めました。また、式(卒業式、始業式など)では、校歌の伴奏を担当しました。確かに、誰にも感謝されないですよね…結構な時間費やして伴奏の練習をするのに
れい (水曜日, 15 10月 2025 21:30)
私は小学2年間、中学2年間伴奏を弾いてきてもうすぐ最後の合唱コンです。誰よりもはやくから、たくさんの時間をかけて練習するし、すごく緊張するのに、未だかつて感謝されたことがないです、、。こんなこと思う人が伴奏するのはよくなかったのかな?ともおもいますが、他に弾ける人はいないし、つったってる人とは違う!(いい意味で)なんて思って頑張りたいと思います、いつも素敵なブログありがとうございます♪
琴子さんへ:大岡史恵 (金曜日, 17 10月 2025 08:07)
コメントにずっと気づかずごめんなさい。
学校での伴奏活動については、なんだかなぁ…はありますよね。
でも、合唱だけでなく式などでも伴奏を任されたということは(わたしも小中学校時代そうだったことを想い出しました)、それだけ琴子さんがピアノの面でも責任感の面でも、信頼されていた証ですね。誇りに思いましょう!少なくともわたしは、琴子さんすごいな!と思います。
れいさんへ:大岡史恵 (金曜日, 17 10月 2025 08:15)
れいさん、コメントありがとうございました。
周りの人は、ピアノが弾けることを「すごいね」とは言うかもしれないけれど、そうなったのは、それまでたくさん努力したこと、時間を費やしたことまでは思い至らない人も多いのかな~なんて、わたしも子どもの頃ぼんやり思っていました。
そうです!「受け身で歌う人とは違うんだい!」とか「わたしがみんなを引っ張って行くよ!」くらいの気持ちで、伴奏を楽しんでもらえたらいいなと思います
(もちろん、みんなが受け身で歌っているわけではないですが)。
応援しています!