
こんにちは。
ノア音楽教室の大岡史恵です。
5月末、レッスンのお休みをいただいておりました。
6月は子どものピアノコースの保護者面談がありますし、
発表会のためのあれこれもいい加減どんどん進めなくてはならないし、
・・・そんな時期ではありますが、
思い切って!!旅行に出かけてきました。
今日は、その日記をシェア。
ただの日記ですが、少しだけ、講師(わたし)の背景が垣間見えるかもしれません。
さて、というわけで、旅の前半は大阪万博へ!
人がいっぱいなんでしょう?
並ぶんでしょう?
ハイテクとかあんまり興味ないし。
・・・そんなふうに、万博にはまったく関心のなかったわたし。
4月の終わりごろに大人の生徒さんとの会話の中で
万博の話題となり、
「先生(わたし)は万博行きたいですか?」
との質問に、かなりキッパリと
「行きませんっ!」とお答えした記憶があるのですが(笑)、
その直後くらいから旅行の話が持ち上がり、
「ついでに万博も行ってみちゃう?!」
という話になり…
腰が引け気味でしたが、
「じゃあせっかくだし、まぁ欲張らずに空気を吸ってくるくらいのつもりで話題のところにいってみようかね」
くらいのテンションで、
行くことになったのでした。
とはいえ、行くからにはどこに行きたいか、少々の欲はあるわけで、
まずはオーストリア館へ行きました。
ここには、「オーストリアの至宝」ともいわれるベーゼンドルファーのピアノがあります。
「葛飾北斎の絵が施された自動演奏のピアノ」というのが、万博でのウリ
(お値段5,000万円だそうですよ)。
うちの子もベーゼンドルファーのピアノなので
そういう意味でも、興味がありました
(もちろん、絵が描いてあったり自動演奏の機能が付いていたりはしない、フツーに黒い塗装のピアノです)。
想いを詰め詰めすぎた展示だったかも、と思わなくもないですが
一番最初に観たパビリオンだったせいなのか
映像と共に流れていた音楽の力なのか、
不覚にもうっすら涙がにじむくらいの感動を覚えました。
同行した姉も、そうだったみたいです。
その他は、予約してあった2つのパビリオンを見たり
会場内をお散歩したりしてきました。
アフリカの各国から来たミュージシャンによるコラボ演奏もあったり
あちこちで音楽が溢れていました。
子どもの頃に住んでいたシンガポールのパビリオンには行きたいね
と姉と話していたのですが
行列が長すぎて断念しました
(姉は、サティが食べたい!と言っていました。
私の記憶が正しければ、サティとは、ココナツミルクで甘く味付けされたタレが絡めてある焼き鳥。
家の前まで、ときどき屋台で売りに来ていましたっけ)。
それからもう一つ行きたかったのに行けなかったのは、
ヨルダン館でした。
わたしたちの父は、海外の、中でも開発途上国に出張がとても多かったのですが、
一時期よく行っていたのはヨルダンでした。
今回の万博でもお土産品になっているらしい、
ヨルダンの砂を小瓶に詰めて絵のようになっているものは
実家にもありましたし、
デーツやキャビアやピスタチオなども、
ときとして大量にお土産としてやってきたことがありました。
そんなわけで、多少なりとも親しみのあったヨルダンでしたが、
お昼前は臨時休館で、再開後は入場制限となっていたので、
断念しました。
それでも、「コモンズD館」では、
アフリカ系の国や南米系の国、それに中近東系の国々の、
父が行ったであろうたくさんの国のことを少しでも辿ったり
(実家にあった各国のお土産品と同じようなものがあちらにもこちらにも、笑)
ロシアに居た頃に少しだけワインを通じてお世話になって(笑)知った
モルドヴァという国の、
ワイン以外のことも知ったり
赤道ギニア(たぶん)のブースでは、
シンガポールで食べてとてもおいしかった懐かしいフルーツ、ジャックフルーツと再会したり
(映像で説明されていただけでしたが)
たくさんの「へぇ~」を観ることができました。
また、
「大屋根リングってなにそれ?」
くらい何にも予備知識がなかったのですが(笑)、
上ってみたら、気持ちの良い風と草花が植えられているそこは
とても素朴で、
むかし野原をお散歩していたときのよう…と感じられる場所でした。
一方で、下を眺めるとパビリオンと人々が一望できて
近未来的な建造物が立ち並んでいるわけで、
自然とハイテク、昔と近未来 のはざまの空間のような不思議な感覚でした。
知的好奇心が刺激されたり
懐かしい記憶がよみがえったり
非日常な時間を過ごしてきたのでした。
正直、旅の疲れは残っていますが
今週からまた、レッスン再開です!
この後は、レッスンと発表会の準備で休みがない!!(怖)
元気に楽しく乗り切ります!